2011年3月26日土曜日

sarコマンド使い方

sar (System Activity Reporter) は、OSが報告する各種指標を参照するツールです。以下の2つの使い方があります。
        ・過去の統計データをさかのぼってアクセスする
        ・現在のデータを周期的に確認する

sarにはsadcというバックグラウンドで動くプログラムが付属しています。sarコマンドを実行すると、sadcが集めたCPU使用率の過去の統計を参照することができます。

%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%882011-03-2613.15.11-2011-03-26-15-56.png

user:ユーザモードでCPUが消費された時間の割合
nice:niceでスケジューリングの優先度を変更していたプロセスがユーザモードでCPUを消費した時間の割合
system:システムモードでCPUが消費された時間の割合
iowait:CPUがディスクI/O待ちのためにアイドル状態で消費した時間の割合
steal:XenなどOSの仮想化を利用している場合に、ほかの仮想CPUの計算で待たされた時間の割合
idle:CPUがディスクI/Oなどで待たされることなく、アイドル状態で消費した時間の割合

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