2011年6月19日日曜日

『大奥<男女逆転>』金子文紀 監督

二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、玉木宏といった豪華キャストが話題をよんだ作品です。

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あらすじとしては、江戸時代、男性のみがかかる疫病により男性の人口が急速に現象。
そのため、男女の立場が入れ替わり、社会運営の根幹や権力が女性に移っていく。
江戸城では、将軍職を引き継いだ女性が、将軍の威光の証であるがごとく、希少な美男3000人を従える。

主人公 水野裕之進(二宮和也)は、幼なじみであるお信(堀北真希)に恋をよせるが、身分の違いから結婚を諦め、彼女への思いを断ち切るために大奥にあがり、徳川吉宗(柴崎コウ)に従える。
といった内容です。


あまりにむちゃくちゃな内容でしたが、ストーリ自体はうまくまとまったのではないでしょうか。
BL(boys love)と思わしきシーンが出てきたときは、ちゃんちゃらおかしくて笑えました。
ここ最近、はからずしも同性愛を描く映画を引き当ててしまいます。いやです。


残念だったのは、二宮和也の演じた水野裕之進は、美男子で粗暴な言動が目立つ、腕のたつ剣豪というキャラですが、二宮和也のキャラとはほど遠かったということです。
大奥では、鶴岡(大倉忠義)や松島(玉木宏)といった美男・高身長に囲まれ、水野裕之進(二宮和也)の存在感が薄い・・・。
がんばって粗暴な言動をとろうとしているが、言葉の一つ一つが軽い。
剣術の達人だと言われても、二宮和也が華奢な体をしているので説得力に欠けます。
(佐々木望を奪った二宮和也に恨みがあるわけではありません。)


最後に、美男・美女の揃った映画で、内容はどうあれ目の保養になります。
特に、お信(堀北真希)が可愛いくて、水野の前では強がりながらも時に見せる愛情表現(ツンデレ?)に心ひかれました。
堀北真希のキャラとは少しずれていたところが、男性陣の心をひきつける結果を生んだと思います。

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